季節の移ろいを美しく感じることのできる空間づくりにもこだわりました【インテリアデザインコンペ2015最優秀賞 :茨城大学教育学部齋藤ゼミBチーム野里 彩純さん・我喜屋 くるみさん・清水 健太さん・中村 沙里衣さん・齋藤 芳徳さん】
インテリアデザインコンペ2015 最優秀賞の茨城大学教育学部齋藤ゼミBチームに 受賞後のアンケートをとらせていただきました。
2015年 最優秀賞
「伝統文化を継承する可変の間 -「粋」な伝統を「今」に活かして「人とつながる」-」
グループ名・お名前:茨城大学教育学部齋藤ゼミBチーム
野里 彩純・我喜屋 くるみ・清水 健太・中村 沙里衣・齋藤 芳徳
2015年 最優秀賞 「伝統文化を継承する可変の間 -「粋」な伝統を「今」に活かして「人とつながる」-」
(1)現在の所属、職種*2016年6月現在
茨城大学教育学部情報文化課程の4年次です。
※2016年7月現在
(2)現在の活動
齋藤芳徳教授のご指導の下、3年次と4年次でチームを組み、手帳のデザインや文房具・キッチン空間などインテリア以外にもあらゆるデザインコンペティションに挑戦しています。
いづれのコンペも「新しい価値の創出」、モノづくりで「人と人をつなげること」を目指し、アイデアを生み出す力やプレゼンテーション力なども日々高めるようにしています。
また4年次は、コンペと同時進行で卒業研究を進めています。
(3)作品で表現したこと
この作品では、伝統文化を継承する可変の間が生み出す新しい「出会いの機会」や 新しい「地域のコミュニティ」の形成の様子(数寄屋風建築の客間の新しい価値)を、年中行事の例を通して表現しました。
ある震災の影響で故郷の伝統文化がバラバラに分断されてしまった人々も、転居先の地域の人と伝統文化を継承する空間を通して、人とつながり、新しいコミュニティが生まれます。
可変の間が切り替わる際には、インテリアファブリックを使ったロールスクリーン・床・引き込み戸といったツールが、季節やシーンごとに活躍します。
坪庭をはじめ、掛け軸の代わりに窓を設けたりなど、季節の移ろいを美しく感じることのできる空間づくりにもこだわりました。
2015年 最優秀賞 「伝統文化を継承する可変の間 -「粋」な伝統を「今」に活かして「人とつながる」-」
(4)作品作りの思い出
原案の段階からブラッシュアップを繰り返し、何度もアングルをとり直したり、Photoshopで一つ一つ細かな着色をしていったのが特に大変でした。
パソコン4台体制で皆で学校に泊まり込み、深夜まで作業に徹したのは今ではいい思い出です(笑)いつの間にか朝日が昇っていたことも。朝ヨガをやったりもしました(笑)
非常に大変ではありましたが、このように仲間と共に乗り越えたことで深まった絆や、最後まで妥協せずに作り込んだ強い思いがあったからこそ、今回の受賞につながったのだと思います。
共に頑張ったゼミの仲間や、同じチームのメンバーに本当に感謝です。
(5)受賞した時の感想
信じられなくて何度もメールを確認しました(笑)夜中に気付いたのですが、歓喜のあまりチームのメンバーに震えながら電話をかけて喜びあったのを、今でもよく覚えています。
自分たちが伝えたかった空間が審査員の皆様に届き、評価して頂けたことが何よりも嬉しく思いました。
(6)デザインコンペに応募して(賞をもらって)、その後の活動に影響があったか?
インテリアデザインコンペは私たちのゼミでは以前から取り組み続けており、これまで奨励賞と優秀賞を重ねてきました。
先輩方が積み上げてきた歴史がある中でコンペに挑んだことはプレッシャーでもありましたが、
この度努力の末最優秀賞という結果を頂けたことは、私たちゼミ生一同今までにない大きな自信へとつながりました。
それ以降は、授業や私生活などコンペ以外の場でも、今まで以上に普段から「新しい価値」について意識を高く持つようになったと思います。
(7)ご自由にコメントをお願いします
今年度も、また新しいチームで私たちはインテリアデザインコンペに挑戦します。
テーマが「New Stage, Re インテリア」―進化するインテリアデコレーションの出会いと発見―ということで、今年はどのような空間が生まれるか今からとても楽しみです。
現状で満足せずに、更なる高みを目指して「新しい価値」を提案できるよう精一杯作り上げます。全国のたくさんの学生の方にも、ぜひ挑戦して頂きたいです。共に素敵な空間をつくっていきましょう!
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あなたの作品が東京ビッグサイトで展示され、表彰されるかも
インテリアデザインコンペ2016の詳細は
http://japantex2016.japantex.jp/?p=3710